非抜歯矯正通信

非抜歯矯正通信

  • 矯正歯科治療の目的、重要性、各種症例に関する鈴木理事長の解説

    大人の矯正・子供の矯正 医療法人社団緑幸会 症例と治療方針

    矯正歯科治療の目的

    • 矯正治療の目的は審美性と機能性の両方の改善

      多くの患者さまは見た目の改善を求めて来院するのですが、当院では歯並びによる顎のズレや咀嚼などの機能、将来の顔つきまで含めて治療することを目的としています。
      特にお子様のうちなら骨格から治すことが可能です。

    9歳の女の子の症例

     

    • 歯並びの悪さがもたらす影響(審美面・精神面・骨格面)

      歯並びが悪いと、顔が曲がったり、見た目に自信が持てず口元を隠すようになることがあります。
      矯正治療で笑顔に自信が持てれば人生も良い方向になると考えられます。お子様の場合は骨格にまで影響が及ぶため、早期の治療が重要です。

    • 噛み合わせの重要性と成長期におけるコントロール

      噛み合わせのズレはお子様の頃は目立たないのですが、成長期に骨格が出来上がると顕著になります。
      上顎の成長ピークは6~8歳、下顎は10~12歳であり、この時期にコントロールすることで顎の成長を適切に誘導できます。

    • 三次元的アプローチによる広範な矯正治療対応症例

      見た目の問題はほぼ全て解決可能です。
      当院では水平的な歯の移動だけでなく、咬合高径(噛み合わせの高さ)を調整する三次元的なアプローチにより、他院で抜歯や手術が必要な症例も治療可能です。
      対応範囲が非常に広いのが当法人の治療の特徴なのです。

    • 上顎前突(出っ歯)の原因と治療法

      上顎前突(出っ歯)には、主に上顎が出ているケースと下顎が後退しているケースがあります。
      非抜歯矯正で治療する場合、上顎全体を後退させ、下顎を前方に誘導します。重度上顎前突の場合は4番目の小臼歯を抜くこともあります。
      その場合でも親知らず(8番目の歯)を活用して歯列に参加させて、28本の歯を維持することを目指します。

    上顎前突の矯正治療症例

    • 下顎前突(受け口)の原因と治療法

      下顎前突(受け口)は、上顎の劣成長が原因であることが多いです。
      小学生のうちに治療せず、上顎の成長が妨げられた結果に生じることが多いのです。
      上顎を成長させたり、咬合高径を上げることで顎の成長を促したり抑えたりとコントロールが可能であり、当院では非常に得意な治療分野です。

    • 八重歯・叢生の原因と日本人の骨格的特徴

      八重歯は犬歯の突出、叢生は歯並びが1列になっていない状態を指します。
      これは現代人が顎が小さく歯が大きい弥生人の特徴を受け継いでいる傾向が強いためなのです。
      昔の縄文人は顎が大きく歯が小さかったようです。

    • 開咬のリスクと早期治療の重要性

      開咬は奥歯しか噛んでおらず、前歯が開いている状態で、最も治療が大変な症例の一つです。
      そのまま放置すると年齢を重ねると噛んでいる奥歯から順に割れて歯を失うリスクがあるため、早期治療が不可欠です。
      インプラント治療も困難になる場合があります。
      当院では開咬治療も非常に得意としています。

    • 過蓋咬合の症状と放置するリスク

      上の歯が下の歯を正常(2~3mm)以上に深く覆っている状態で、日本人に多い症状です。
      一見歯並びは綺麗に見えるのですが、放置すると下顎が後退させられ、顎関節に問題が生じるリスクがあります。
      大臼歯の高さが少ない傾向なので歯科治療の被せものを作るときも注意が必要です。

    2. 歯科矯正治療症状の種類と概要(成人・小児)、流れ・検査内容について

    • 過蓋咬合と顎関節症のリスク

      噛み合わせが深い(過蓋咬合)は顎関節が常に圧迫され、顎関節症になる可能性があるため、積極的に治すほうが良いと当法人では考えています。

    • 大人の矯正の種類と特徴(ワイヤー矯正とマウスピース矯正)

      大人の矯正には主にワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。
      マウスピース矯正は軽度の症例に対応できる治療法なのですが、噛み合わせのコントロールはワイヤー矯正の方が得意な治療法です。
      両方の治療ができる当法人では、一時的にワイヤーを使い大きな症状を治療し、その後マウスピース矯正治療に移行するなど、柔軟な対応が可能です。

    • 子供の矯正(小児矯正)の定義と目標

      当法人では5歳から12歳頃までの矯正を「子供の矯正」と位置付けています。
      骨格に大きな問題がなければ、水平・垂直の問題をコントロールすることで、小児矯正だけで矯正治療を完了させることを目指しています。

    • 小児矯正だけで治療を完了できる可能性

      子どものうちに矯正治療を行えば、8割から9割の子供は小児矯正だけで治療を終えることができます。
      これが矯正歯科治療の本来目指すべき姿だと考えています。

    • 小児矯正の開始時期の目安

      上の前歯1番と下の前歯1・2番が生え揃う6歳か7歳頃に問題が分かりやすくなるため、その時期に始めることが多いです。
      反対咬合の場合はもう少し早い年齢で治療を始めることもあります。
      幼稚園から小学生にかけて、仕上げ磨きの時など保護者様が気になった時に受診するということをおすすめします。

    • 小児矯正の開始時期を見つける理想的な方法

      定期的にクリーニングなどで歯科医院に通い、プロの目(歯科医師・歯科衛生士)で歯並びの異常を早期に発見してもらうのが最も理想的です。

    • 第一期治療と第二期治療の考え方の違い

      多くの矯正歯科では、小学生のうちを「第一期治療」、永久歯が生え揃ってからを「第二期治療」と位置付け、第二期を前提に第一期を行うことが多いです。
      しかし、当法人では9割が第一期治療(小児矯正)のみで矯正治療を完了できると考えています。

    • 医療法人緑幸会・独自の矯正治療の分類

      当法人では第二期治療を前提とせず、第一期治療だけで矯正治療を終わらせる方針のため、「第一期・第二期」とは言わず、「子供の矯正(小児矯正)」と「大人の矯正(成人矯正)」と分けて考えています。

    • 矯正治療の相談と費用

      矯正治療は保険適用外の自由診療です。
      50万円から100万円ほどかかる高額な治療です。
      そのため、まずはご相談に来て、セカンドオピニオンを含め複数の病院で治療方針やご自身の場合の治療法を聞くのが良いと考えられます。

    • 矯正治療の一般的な流れ(相談から治療開始まで)

      ご相談後、相性の良い先生を見つけたら矯正検査に進むのが良いでしょう。
      検査結果に基づき診断とご本人様・保護者様に説明が行われ、それを聞いた上で矯正治療を開始するかどうかをお決めください。
      マウスピース矯正、ワイヤー矯正、小児矯正など、ご希望に合わせた治療の流れかなどがご判断になるかと思われます。

    • 初診相談の内容と流れ

      当法人の初診相談では、顔やお口の中の写真(正面、スマイル、側面など)を約10枚撮影し、可能であればレントゲンも撮影します。
      これらの情報から経験に基づいて大体の問題点を把握し、具体的な状況や治療方法のメリット・デメリットを説明いたします。

    • 子供の矯正検査の内容

      お子様の矯正検査では、パノラマレントゲン、セファロレントゲン、模型採得、レーザーでの虫歯検査(ダイアグノデント)を行います。
      模型採得(アルジネート印象)が苦手な子にはデジタルスキャナーを使用することもあります。

    • 大人の矯正検査の内容と子供との違い

      大人の矯正検査では、子供の矯正検査項目に加えて、骨格の状況を把握するためにCT撮影と、歯周病の検査が必要となります。
      被ばくを考慮して、子供のCT撮影は必要性がある場合に限ります。

    • 矯正治療前の事前処置の重要性

      矯正治療を始める前に、虫歯や歯周病があれば完全に治しておく必要があります。
      矯正専門医では虫歯治療や歯周病の治療など一般治療ができない場合もあるため、一般歯科診療も行っている医院で全ての検査と治療ができることが望ましいと考えられます。
      当法人では一般歯科診療もできるので矯正検査内容からすぐに治療に進むことができます。

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